フリーザ様が理想の上司とか、まじですか?
マンガ連載時、子供たちにとっては
極悪な存在でしかなかったフリーザ様。
最近、ネット(2chやニコニコのコメントなど)では
「理想の上司」、「いい上司」と評価されているようです。
あるある?ないない?
貴方はどっち?
個人的にはハッキリ言ってナイですね。。
そもそも、何故フリーザみたいな極悪人がネット上で
理想の上司といわれているのでしょうか。
よく書かれていることを中心にまとめてみました。
フリーザが理想の上司とされる5つの理由
①現場主義
ギニュー特戦隊をはじめ、優秀な部下を多数保持しているにも関わらず、
ナメック星には自ら赴く。
事実上のトップでありながら、本国でふんぞり返って指示するだけ、
というわけではない。
②実力主義
フリーザの腹心であるドドリア、ザーボンやギニュー特戦隊は、
みな戦闘力が兵士たちに比べてはるかに高い。
戦闘力が低いのに偉い、というヤツは皆無。
ドドリアは頭が弱いにも関わらず腹心を務めているので、
戦闘力が評価されて重用されていることになる。
(グルドは特戦隊としては戦闘力は低いが、
超能力を買われていたと思われる)
自らが滅亡させたサイヤ人であるにも関わらず、
ベジータを使っていた点も挙げられている。
③スカウト
優秀な(戦闘力が高い)ヤツは、
どんなヤツであれスカウトする(ネイル、悟空など)。
直前まで舐めた口を利いていたり、邪魔をしてきたヤツであっても
例外なくスカウトしている。
父のコルドにいたっては息子(フリーザ)を殺したトランクスを
スカウトしようとした辺り、フリーザの分け隔てないスカウトは、
父親譲りなのかもしれない。
②の実力主義との兼ね合いもあり、組織の力に直結する。
④寛大
ドドリアやザーボンが多少の失敗をしても、
なんだかんだで許している。
特戦隊のフザけたノリに対して、呆れることはあっても
叱りつけたりやめさせようとすることもなかった。
⑤部下への気配り
どんなに怒っていても、基本的には部下は「~さん」付け。
多数いる下級の兵士を名前で呼ぶこともあるあたり、
名前と顔を一致させて覚えていることになる。
⑥圧倒的すぎる自身の実力
何よりもフリーザ本人の実力が一番大きな要素。
組織自体を実力主義としており、それを束ねる自身は
他の追従を丸っきり許さないケタはずれの実力を持っている。
フリーザは理想の上司!派な人たちは、
主に、以上の6つの理由で評価しているようです。
しかしこの評価は、一部分だけを見すぎていたり、
悪い部分をまったく考慮していないと私は思います。
美化されすぎた良いイメージ
部分的に見れば良いように思えますが、
一歩引いて見るとどうでしょうか。
本当に現場主義?
普段自身がビジネスにしている星の地上げではなく、
ドラゴンボールを使っての、自身の不老不死という特別な目的が
あったから、特例として満を持して自ら赴いたと見ることもできる。
星の占領(地上げの土台作り)という目的で、
一日でいくつもの星を渡り歩いているクウラのような描写は
フリーザにはなかった。
本当に寛大?
ドドリアもザーボンも、
このレベルの戦闘員は重要な駒であり、代わりが利かない。
ちょっとミスをしたからといって即始末してしまっては
すぐ駒不足になることは明白。
ザーボンにチャンスを与えている際も、
あの時点ではまだ特戦隊が到着していない。
そこで殺してしまったら自分だけで
ベジータ探しやドラゴンボール集めをしなければならなくなるため、
生かしておいただけに過ぎない。
寛大なのではなく、
利用価値があるものは残す、というだけではないだろうか。
事実、代わりがいくらでも利く一般兵は
即殺しにされるケースも少なくない。
例:バーダックに苦戦する多数の兵士、
無駄にナメック星人を皆殺しにしたアプールの色違いの兵士、
トランクス相手に怯んだ兵士など
フリーザはむしろブラック上司?
確かに、実力主義、スカウト、自身の実力は評価できる点ですが、
それを上回るほどのマイナスポイントがあると私は思います。
短気
普段は余裕ぶっこいてますが、実はすぐキレます。
怒るのではなく、キレるのです。
第一形態では敬語、最終形態では少年語を使ってますが、
キレた時の口調は共通。
つまり、普段はしょうもないキャラを
演じてるだけということになります。
すぐキレるし、キレるとキャラが変わる人とか、
上司としては最悪ではないでしょうか・・・。
ワンミスで即処刑(リストラ)
すぐ↑の「本当に寛大?」でも触れましたが
階級の低い層の扱いはヒドイです。
名前覚えてくれても、さん付けであっても、
ワンミスでの処刑(リストラ)率が高いのはどう考えてもブラックでしょう。
特戦隊のようなエリートまでのし上がれれば良いのでしょうが、
大多数は一般兵(モブキャラ)です。
貴方は自分のことを最初から天才(エリート)だと思いますか?
誰だって最初は初心者、ミスもするのが当たり前、努力をして
少しずつ実力を蓄えていく、という一般的な考えを持つ人は、
偉くなる前にリストラされている可能性が大いにあるのです。
絶対敵うはずのないスーパーサイヤ人(トランクス)に
増幅器がないとエネルギー波もロクに撃てない一般兵たちをけしかけ、
生き残ったビビりは処刑なんてヒドすぎます。
ピッコロに敵いそうもないサウザーに対し、
「お前は小僧を追え!」と指示し、強いヤツは
自分が担当するクウラの方がよっぽどまともでしょう。。
自信家すぎて客観視できない
スーパーサイヤ人化した悟空相手に苦戦し、
自分でも薄々敵わないと感じつつも、プライドがそれを許さず、
最後は勝負にならない無謀な手で挑みました。
その後、命乞いまでして助けてもらい、
まさに勝負になるはずもない状態にも関わらず再度無謀な攻撃を・・・。
メカフリーザも同様で、
対悟空の時に一度痛い目にあっているにも関わらず
トランクスとの実力差を正しく判断できず、バラバラに。
プライドに生きたといえば聞こえは良いですが、
判断力より感情が先行し続けていたことがうかがえます。
最初からサイヤ人をある程度評価しており、
死に際には完全敗北を認めたクウラとはエラい違いです。
薄っぺらいプライド
普段は偉そうにしてるのに、
超ピンチ時はまさかの泣き落とし(これもコルド譲り?)。
真剣勝負でもビジネスでもまったく通用しない上に見苦しい、
最悪なタブーなのではないでしょうか。
他にもある気がしますが、目立つところはこの辺でしょうか。
最後に
フリーザが理想の上司と評価されている理由と、
ブラック上司としか思えない要素を紹介しましたが、
いかがだったでしょうか。
私には、フリーザは理想の上司どころか、
絶対に上司にいてほしくないタイプとしか思えません。
これを見てもまだ理想の上司と思う人がいるとしたら、
よほどのマゾ・・・なんでしょうか・・・。
理想とか言ってる奴はニワカなんじゃないかな
何だかんだで、フリーザやクウラのことを、よく見ていらっしゃる。
コメントありがとうございます。
個人的に、この兄弟はかなり好きなので、注目して見てましたw
ゲームでは二人の会話やコラボがあるので楽しんでいます。
映画版のみでも良いので、クウラも復活してもらいたいものです。
そもそも、組織で行動するのが理解できない。
上司も部下も邪魔。取引先の対応だけでお腹いっぱい。
コメントありがとうございます。
そういえば、フリーザ軍は得意先の対応はどうしてるんでしょうね。
単純な宇宙征服ではなく、地上げ屋という設定だった気がしますが・・・。
復活のFではブラック上司っぷりを見せつけてくれたフリーザ様
そもそもサイヤ人を好きなだけ使ってバカにした挙句滅ぼした前科がある
フリーザ及びフリーザ軍が理想扱いされてる原因の90%はギニュー特戦隊だと思う
特戦隊にしたって隊員達はフリーザよりむしろギニュー慕ってた感じだし
コメントありがとうございます。
復活のFでは、部下達もザコなりに頑張っていたのに処刑されちゃいましたからね・・・。
サイヤ人の件もなかなか酷い話でしたねw
彼ら自身も野蛮でしたし、ベジータ王含め、一部が反逆したのは事実ですが、
一応下請けみたいな感じで黙って働いていたのが大半ですし・・・。
特選隊に関しては、確かに隊員は隊長を慕ってましたね。
フリーザに絶対の忠誠を誓っていたのは隊長だけでしたね。
個人的に復活のFを見て思ったことは、
空気を読める、部下の身を案ずることができる、冷静に大物狩りができる、
ソルベこそ理想の上司だということですね。
拳王軍とシャアのネオジオン軍とフリーザ軍なら間違いなくフリーザ軍かな?
フリーザ軍は中間にゲスイ奴がいないのも大きいな。
フリーザ様はナンバー2にボディチェンジが出来るギニュー隊長を置いている所も大きいな。
ドラゴンボールの事を発見したとはいえ1年も無断欠勤したベジータ達を許す寛大な方だとキュイが言っているな。
ブルマもサイヤ人ってどうして働かないのかしら?と言っているから改めて見ると寧ろサイヤ人の方が少し美化しすぎじゃないのかな?
栽培マンと大して変わらないラディッツを使ってくれていたけどベジータがトップだったら即クビになっているな?あんな使えん奴いらんとかで生き返らせてもらえないしね
コメントありがとうございます。
フリーザはバーダックの反乱の時にも復活のFの時にも、
雑兵は雑兵なりに必死に頑張っているのに皆殺しにしているところが鬼ですね。
ただ、仰る通りサイヤ人のベジータ王はもっと横暴で、
報告をしに来ただけの部下を処刑しています(内容が不甲斐なかったため)。
一方で仲間意識の高いバーダック一味のようなサイヤ人もいるので、
サイヤ人の中でも非情なヤツとそうでないヤツがいるようです。
ラディッツは「弱虫ラディッツ」と言われるだけあって、
戦闘民族の癖にヘタレなところを考えると冷遇されるのは仕方ない気がします。
フリーザって無能や平凡な奴には無茶苦茶厳しいイメージがあるから
エリートにはともかく無能や平凡には理想の上司とは思えんと思っていたが
ここを見ると自分が思っていたよりさらに厳しい奴でした。
後、フリーザ軍って中間管理職があまり居ないのも問題ですよね。
一般兵もザーボンやドドリアの部下って訳じゃないようだし。
実は(ギニュー以外の)部下を信用していないのでは。
コメントありがとうございます。
サーボンやドドリアに対しては一般兵は敬語ですし、
サーボンも指示している場面があった気がするので、
一応中間管理職と言えるかもしれません。
でもそんな彼らでもワンミスで「殺しますよ」と
脅されるので結局は使い捨てレベルですね。
信用というレベルで見られるのはギニューだけかもしれません。
ちなみに「復活のF」ではフリーザを復活させたソルベは
割と信頼されてたようで、珍しく連携プレーを仕込んでいましたね。
ここの記事に追記しようか迷ってましたが、
部下の心配をできて、上司のご機嫌取りもカンペキな
ソルベこそ理想の上司といえるのではないかと思います。
絶対的実力主義のフリーザ軍の中で、弱いのに大したモンですよ。